山陽新聞　進学ガイド

進学費用をざっと計算してみると、思っていた以上に費用がかさむことがわかるはず。ここでは、少しでも進学費用を抑える方法をご紹介します。

●地元の学校に進学する

進学費用を抑えたいと考えたとき、地元の学校を進学すると、地元以外の遠方に進学するより圧倒的に費用を抑えることができます。受験のための交通費や宿泊費がかからないことに加えて、地元の学校ならひとり暮らしを始める必要もなく、そのための準備費用を節約可能になるからです。

さらに、学校生活を送り始めた際にも、帰省費用も必要ないので、その分在学中にかかる費用を抑えることができます。両親に負担をかけたくない、なるべく費用を抑えて進学したいと思うのなら、まずは志望校を地元の学校に絞るとよいでしょう。

 

●受験費用を抑える

「マネー＆ライフ編（1）進学にはいくらお金がかかる？」でも少し紹介しましたが、どのような受験方法を選ぶかによっても受験費用は変わってきます。

受験費用を抑える方法としては、
　1）受験する学校を厳選して数を絞る
　2）遠方の大学を受験する場合、地方会場で受験可能なら自宅に近い会場を利用して交通費を抑える
　3）私立大学を受験する場合には受験料が安くなるセンター試験利用入試を利用する
　4）同じ私立大学の複数学部を受験する場合には1回の入試で複数の学部に出願できる学部統一入試を利用する
　5）WEB出願による割引制度の有無を確認し、制度があれば利用する
―などがあります。

受験する学校を選ぶ際には、受験日程、受験料、入試方法、試験会場、交通費、宿泊費、入学金と授業料の納付期限をあらかじめ一覧表にして、必要な費用を把握し、上記のような制度を上手に利用することで、受験費用を節約することができます。