山陽新聞 進学ガイド

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進学ことはじめ

進学準備編(2)オープンキャンパス徹底活用術!

2018/03/30
進学準備編(2)オープンキャンパス徹底活用術!

やりたいことが見つからなくて、悩んでいる人はいませんか? このままでは、なんとなく志望校を決めてしまうことになりそうと思うのなら、ぜひオープンキャンパスを活用しましょう。実際に足を運んでみることで、未来の自分がイメージしやすくなりますよ。

●オープンキャンパスで何ができるの?

学校が毎年開催しているオープンキャンパスは、校内の情報がザクザク詰まった宝の山。学校の雰囲気に触れることで、学校生活をリアルに感じることができる貴重な機会です。

オープンキャンパスの開催時期は、早い学校で春先や6月頃から始まり、ピークは高校が夏休みになる7月~8月。3年生になると受験準備で忙しくなるため、1年、2年のうちから足を運ぶ人も多いようです。

具体的には、学長や教員などによる学校全体の説明会のほか、キャンパス内の施設を案内してくれるキャンパスツアー、実際の授業を体験できる模擬授業や体験入学、カリキュラムや大学生活について直接相談できる個別相談、研究室やゼミの紹介、サークル活動の紹介、学校によっては過去の入試問題の配布を行っているところもあります。

●参加するなら、事前準備こそ鍵!

オープンキャンパスに行くことを決めたら、当日までの準備こそ肝心。というのも、何も調べずに出かけてしまうと、ただ歩きまわって大量の資料をもらっただけになりがちだからです。学校によっては、事前申し込みが必要な模擬授業などもあるので、予約が必要かどうか、必ず確認しておきましょう。

事前に学校案内を取り寄せて中身をよく読んでおいたり、ウェブサイトをチェックするなどして、興味のある学部や学科、サークルのことなど、質問事項をあらかじめ用意しておくと、当日に知りたい情報をもらさず得られます。当日遅刻しないように、交通アクセスの確認も忘れずにしておきましょう。

当日の服装は制服以外の普段着でも構いませんが、華美になりすぎない服を選びましょう。キャンパス内を長く歩き回るので、足元は歩きやすいスニーカーがお勧めです。暑い時期には帽子も用意しておくとよいでしょう。たくさん資料が配られることが多いので、大きめのバッグも準備しておきます。

●当日、チェックシートを活用しよう

オープンキャンパスでは学校側が用意した説明会に参加することになりますが、受け身のまま話を聞くだけでなく自分から積極的に動くと様々な情報をゲットできます。たとえば、学校の掲示板にどんな貼り紙があるかを見てみましょう。
シンポジウムや資格試験のお知らせ、サークルの告知、他校との交流状況、アルバイトなど、掲示板ひとつから様々な情報が見えてきます。

また大学なら学部名から自分がイメージしていることが本当に学べるのか、同じ学部の別の学科とはどこが違うのか、必修科目と選択科目は何か、授業は集団の講義方式なのか、少人数授業やフィールドワークなどの特徴があるのかなど、個別相談などを利用して尋ねてみると、何をどう学ぶ学校なのかがわかってくるはず。
進路指導室などを訪ねて就職のサポート体制についても確認しておくのもおすすめです。一人暮らし予定の方は、学校周囲の環境や不動産の相場もチェックしておくと良いでしょう。

このようにオープンキャンパスをフル活用すると、面接やAO入試のときに役立つ材料も見つけられるはず。入試当日の下見にもなる上、試験勉強のモチベーションアップに役立ちます。ただ参加して、「楽しかった」で終わらせないためにも、学校選びで優先する項目を、チェックシートにして持参すると役に立ちますよ。

■チェックシート

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