岡山県と近県の大学、短期大学、大学校、専門学校案内の決定版
厚生労働省管轄の教育訓練機関。
高度な技能と確実な技術力が身に付く
独自の教育訓練システムで、
“ものづくり”の実践技術者を育成する
厚生労働省管轄の教育訓練機関である中国職業能力開発大学校。入学後2年間の専門課程は生産機械技術科、電気エネルギー制御科、電子情報技術科、メカトロニクス技術科の4科を設置。さらに、専門性を追究する2年間の応用課程へ進むことも可能で、修了すれば4年制大学卒と同等の格付けがなされる。“ものづくり”産業の発展に貢献する実践技術者を養成する同校は、専門課程・応用課程ともに卒業予定者への求人倍率は非常に高い。
応用課程2年生(大学4年生相当)時に、企業が抱える問題等を解決するためのテーマに取り組んでいる。生産機械システム技術科、生産電気システム技術科および生産電子情報システム技術科の各科から構成される学生15名程度がプロジェクトチームを結成し、与えられた課題を解決するための装置を作る。学生は、主体的に生産現場の工程管理や予算管理に加え、製品開発に付随する各科専門的知識・技能・技術の習得や、異なる分野の学生や企業とのコミュニケーション力の向上など、生産現場のリーダーとしての資質を磨く。年度末の成果発表会(ポリテックビジョン)に向けて、学生は1年間かけて装置の完成を目指す。
学生の中には普通科出身者も多く、限られた時間の中で一人前の技術者を育てるため以下を重点に置いている。①少人数クラス:各科1学年あたりの定員を10名から30名程度 ②担任制:各科各学年の担任を決め、勉強面の他就職も含めて学生をサポート ③豊富な設備:パソコンは一人1台支給、加工機など最新の機器を多数設置
④国立工科系大学の約2倍という多くの実験・実習時間を取り入れることにより、職業と直結した技能・技術を習得する
専門課程の50%程度が普通科出身者。
毎年2月の2日間、学生が1年間取り組んできた成果を発表するポリテックビジョンが開催される。講演会やものづくり教室なども開催し、ものづくりに親しむ2日間となっている。
毎年11月初旬頃に紅華祭(学園祭)を開催。模擬店やものづくり体験教室等、学生手作りの企画となっており、学生生活の中でも思い出深い1日となっている。
毎年6月頃、全校生徒、職員を含めた卓球大会やバドミントン大会を実施。このイベントを通じて学生や職員間の親睦を図っており、当校のアットホームな雰囲気の象徴となるようなイベントとなっている。
地元の優良企業から世界規模の大手企業まで幅広く就職している。県外出身者で地元へ就職する学生もいる。 ※2023年3月修了生実績(応用課程)
2023年3月実績
応用課程2年生時に、企業等が抱える問題等を解決するための種々の課題に生産機械システム技術科、生産電気システム技術科及び生産電子情報システム技術科のそれぞれから構成される学生が、1つの課題につき15名程度のグループとなり、課題を解決するための装置を作る。
2023年度のテーマ
「耐火性粉体充てんシステムの開発」「チャック穴加工装置の開発」「ラベル欠品装置の開発」「麺取り装置の開発」「ストロー加工装置の開発」