■住所
岡山県倉敷市連島町西之浦2640
■学部
芸術学部、生命科学部
岡山県と近県の大学、短期大学、大学校、専門学校案内の決定版
芸術と科学に関する学術を深く探求する学びを展開
キャンパスの中心に位置し、本学がめざす芸術と科学の協調を体現した強さと美しさのシンボルタワー
大平山山頂付近にあるため、学生食堂のテラスは倉敷市郊外の街並みを一望できる絶好のビュースポット
幅広く映像制作を学べるメディア映像学科では、地方のテレビ局と同等の設備を完備した映像スタジオを有する
22名が同時に観察できる顕微鏡や病院と同じ顕微鏡が、学生1人に1台設置されている細胞診講義室がある
教育動物病院には手術室や診療室、CT室、X線室などがあり、動物看護に関する実践的な学びを展開
2学部5学科体制の多彩な領域で
豊かな創造力を備えた人材を育成。
学部・学科の枠を超えた履修制度など
特色ある学びを展開
芸術、先端メディア、生命科学、動物医療技術、スポーツ、救急救命など、2学部5学科体制で幅広い学びを展開する倉敷芸術科学大学。2024年度に芸術学部芸術学科を学科再編し、デジタル技術に特化した先端メディアコースを創設した。幅広い学問領域を生かし、学部・学科の枠を超えた科目履修制度や、芸術と科学を融合させた創造的な教育研究を行う「アート＆サイエンス教育」を導入。知性と感性を兼ね備えた人材を育成する。
次世代のデザイナーとアーティストを育成する芸術学部では、実習内容に合わせた設備を完備。豊かな自然光が入る絵画実習室や彫刻実習室、陶芸用のろくろ室、アニメーション編集室、映像スタジオ、日本画実習室など、プロフェッショナルの職場にも負けない設備や工房を用意し、アトリエは24時間開放している。グラフィックデザインやイラストレーション、プロダクトデザインに欠かせないクリエイティブツール「Adobe Creative Cloud」を搭載したMacやWindowsも24時間利用可能。恵まれた創作環境で、時間を気にすることなく創作活動に専念できる。
全国屈指の教育・研究設備を有する細胞病理学研究所にて専門教育を教授する生命医科学科は、医療系資格の高い合格率を誇る。特に全国でも養成校の少ない「細胞検査士」は難関ながら、2022年3月卒業生の合格実績が受験者7名中7名合格の100％。例年高い合格率を誇り、全国でもトップクラスの水準だ。ほかにも、臨床工学技士、臨床検査技師、愛玩動物看護師、実験動物技術者1級、救急救命士など多くの医療系資格の取得実績を積み重ねており、高度なチーム医療の一員として活躍し得る人材を育成している。
顕微鏡での観察に加えて、プラズマディスプレイによって画像の共有ができるなど最先端の設備を備えた細胞病理学研究所・臨床検査研究所、検査室や手術室、CT室などが完備された高度動物医療へ対応した教育動物病院、血圧脈波検査装置や体組成測定装置などの最新設備を備えた健康科学科実習棟など、実践に即した優れた環境を整えている。また、隣接する大学付属施設「ヘルスピア倉敷」には、通年利用可能なアイススケートリンクに加え、フットサルコートやボルダリングジムなども整備。実習やサークル活動で活用でき、充実した学生生活を過ごせる。
岡山県出身者が約3割を占め、その他、広島県や香川県、兵庫県からの入学者が多い。最寄駅であるJR新倉敷駅は各在来線からのアクセスがスムーズで、さらに通学拠点となるJR茶屋町駅、井原鉄道井原駅からは大学専用無料バスも運行しているため通いやすい。岡山県内の各エリアはもちろん、中四国、近畿エリアなど、広域から学生が通学している。
4月に開かれる新入生歓迎会。学生の親睦を深め、充実した学生生活を送ることを目的とし設立された「学友会」が主催し、体育局・文化局のクラブ・サークル紹介を中心としたイベントを開催する。アコースティック・ギター部や軽音楽部の演奏、ダンスサークルの実演などのほか、新入生が参加できるビンゴゲームや○×ゲームなどもあり、新入生は楽しい一日を過ごせる。クラブ・サークル活動を通して得た他学科の友人から刺激を受けることも多いので、より実りある学生生活を送るためにもこの行事にぜひ参加してほしい。
10月に開催される大学祭。学生作品の販売や研究内容の発表、サークルやクラブなどによる各種模擬店など、学生が主体となって多彩なイベントを企画・運営する。毎年多くの来場者でにぎわい、生命科学科主催の科学実験体験教室も開かれるので、大学の雰囲気を感じにぜひ足を運んでみては。最終日に打ち上げられる花火は芸科祭の名物で、澄んだ夜空を光の大輪が彩る光景は圧巻。この日に向かって制作活動や準備に励んできた学生たちの達成感をより感慨深いものへと昇華し、大学時代のかけがえのない思い出として胸に刻まれている。
例年1月中旬に開催される「卒業・修了制作展」。倉敷市立美術館と加計美術館を会場に、芸術学部の卒業制作作品と大学院芸術研究科の修了制作作品を展示する。芸術文化の薫り高い倉敷の地で、入学以来苦楽をともにしてきた仲間や、指導を受けた教員など、様々な出会いから学び、影響を受けながら自分の可能性を信じて積み上げてきた集大成であり、新たな門出を迎えるための節目となる一大イベント。制作分野は美術や工芸、デザイン、映像と多岐にわたり、学生たちの新鮮な視点や発想が生きた作品は、見る人に新たな発見や共感を与えている。
芸術、生命科学、医療、動物、健康、スポーツなど様々な分野を有し、学生の就職先企業の職種も多岐にわたっている。就職を希望する地域は、出身地へのＵターン就職はもとより、自分のやりたいことを重視し幅広い地域への就職を希望する傾向も強い。2023年3月卒業生の就職内定率は98.2%。
現役アニメーター/クリエイターとしてCMやPV、アミューズメント施設のアトラクションなどを制作する中川浩一教授が教鞭をとる。最先端のCG技術と伝統的なアニメ手法を融合させたハイブリッドなアニメ表現を追求しながら、「制作現場では今、何が起っているか」を授業にリアルタイムに反映させる。視覚表現の目指すものは｢鑑賞者にいかにして感動をもたらすか」。アニメーションは「動き」を駆使したアートであり、同時にエンターテインメントでもある。独りよがりではなく、多くのひとたちを楽しませる作品づくりを学生と共に目指す。また近年は、テクノロジーとアニメーションを融合させた「インタラクティブアニメーション」「テクノロジーアート」にも積極的に取り組み、国際舞台で活躍する学生を後押ししている。
救急隊員として28年、救急救命士として約15年現場で培ったスキルを活かしながら、救急救命士を目指す学生にシミュレーションを指導。心肺停止や外傷の傷病者など、それぞれの傷病者に合った適切な処置を１秒でも速く、自ら考えて行動に移せるように育成している。