岡山県と近県の大学、短期大学、大学校、専門学校案内の決定版
10学部7研究科1プログラム体制で
時代に即した学びの基盤を構築。
新たな価値の創造を目指す
SDGs推進研究大学
"高度な知の創成と的確な知の継承"を理念に掲げ、常に時代に即した学びの基盤を構築している岡山大学。緑豊かで広大なキャンパスに10学部7研究科1プログラムを擁する。2023年度入学入試から一般選抜後期日程の募集を停止し、総合型や学校推薦型など特別選抜でSDGs入試を実施。「SDGs推進研究大学」として持続可能な社会の実現を目指し、新たな価値を創造し続ける研究・教育を積極的に展開している。
SDGsの達成に貢献する諸活動を、学生一人ひとりの主体的な深い「学び」につなげるため、SDGs関連科目が充実。2019年度から全新入生を対象に「岡山大学×SDGs入門」と題したSDGsガイダンス科目を開講している。「SDGsとは何か」、「岡山大学のこれまでの取り組みについて」について語りかけながら、新入生がそれぞれの学びを実践する「自分ごとSDGs」への手がかりを探る。
https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
グローバル・ディスカバリー・プログラムには、日本を含めた世界25ヶ国以上から集まった学生たちが在籍。「多様性」をキーワードに、海外生(留学生・帰国生など)と国内生が学部の枠を超えた文理融合の学びを実現している。学生同士の協働・学び合いを大切にし、日本にいながら留学をしているような環境で、専門性、語学力を鍛え、グローバルに活躍できる人材を育成する。
https://discovery.okayama-u.ac.jp/jp/
岡山市中心部にあり、津島キャンパスと鹿田キャンパスの広さは、東京ドーム16個分に相当する。岡山駅から自転車で15分程の距離で、坂道も少なく通学しやすい。150年の歴史をもち、10学部7研究科1プログラムを擁する日本屈指の総合大学で、約13,000人の学生が在籍している。
■2023年4⽉の学部⼊学者2,324⼈のうち、32%が県内出⾝者、66%が県外出⾝者、その他2%。県別では、岡⼭県736⼈、兵庫県397⼈、広島県151⼈、⾹川県129⼈、愛媛県128⼈、⼭⼝県86⼈、大阪府66人、鳥取県60人、高知県51人、島根県42人、徳島県47⼈。新幹線で岡⼭ー⼤阪は約45分、岡⼭ー広島は約40分。マリンライナーで岡⼭ー⾼松は約55分。交通の要衝である岡⼭には、関⻄や中四国の各県から学⽣が集まる。また、世界各国56カ国から739⼈の留学⽣が集まる。
SDGs活動の裾野をさらに広げるため、「岡山大学SDGsアンバサダー」制度を設置。岡山大学のSDGsについて「知る」「共有する」「自分ごととして取り組む」を実践している。 2024年3月時点で同学学生を中心に約300人が任命されている。活動には、各個人(又は団体)が自身の責任のもと行う個人活動と大学の支援等を受けて行う公認活動があり、大学公認活動には、“自分らしく”生きていける世界を目指し、LGBTQ+の課題に取り組む「めろでぃー」や、開発途上国の子どもの給食を支援するため、岡山大学生活協同組合でTFT(TABLE FOR TWO)メニューのスパイスカレーを提供する活動など、SDGsを「自分ごと」として取り組んでいる。
毎年11月初旬に、大学祭実行委員が企画・運営を行う大学祭を開催。学生によるバラエティ豊かな模擬店で彩られる。毎年恒例の文化系・体育系クラブの各種企画や音楽ライブをはじめ、特設ステージでは各種コンテストやダンス、ダブルタッチなど趣向を凝らしたパフォーマンスが披露される。2023年度はコロナ感染症対策としての入場制限等も撤廃し、盛大に開催された。
授業以外のサークル活動も積極的に支援している。津島・鹿田の両キャンパスは近距離にあり、学生はサークル活動を通して学部や学年の垣根を超えた交流を図っている。サークル活動を行う団体は、体育系と文化系などに分かれる122の「校友会クラブ」(部活)と53の「同好会」がある。活動内容や頻度、時間帯や所属人数などがさまざまなので、自分が興味を持った複数の団体の活動に参加する学生もいる。全国大会で優秀な成績をあげる団体もあり、多くの学生が学業やバイトなど他の活動と両立して、キャンパスライフをより充実させている。
岡山大学校友会HPhttp://seikagai.ccsv.okayama-u.ac.jp/
一般企業ではトヨタ⾃動⾞や東京海上⽇動⽕災保険といった⼈気企業のほか、地元優良企業に多数就職。就職サポートが充実している。 ※2022年度卒業⽣実績
2022年度の学部卒業⽣のうち、進学者33%、民間企業への就職32%、公務員14%、教職員7%、臨床研修医7%、その他7%となっている。理数系学部では、64%の学生が⼤学院へ進学している。
マーケティングの理論を実践的に学ぶケーススタディを重ね、マーケティングの理論に対する理解を深める。その上で実際の商品について、課題やヒットのためのアイデアを抽出し、その可能性を検証するマーケティングリサーチ・プロジェクトに取り組む。昨年は、ゼミ生が約1年かけて消費者調査などを実施し、観光商品を企画。旅行会社と共同で観光商品を発売した。
写真は、自分たちが企画した観光商品のプレゼンを旅行会社で行う学生たち。
水、氷、水溶液、ハイドレートなどを対象に、「なぜ水分子はいつも正しい結晶構造に凍るのか」「水のなかに溶けた分子はどうふるまうか」「ものの溶けやすさ、凍りやすさをコントロールできるか」といった、基本的だが未解明な問題を、スーパーコンピューター「京」を使った計算機シミュレーションや理論を駆使して解明している。
写真は、水の分子模型を手に、学生たちと議論する松本准教授。