岡山県と近県の大学、短期大学、大学校、専門学校案内の決定版
独自の3段階教育システムを採用し、
理論力・問題解決力・実践力を培う。
学部学科を越えた学びも可能な
「就職・大学院進学に強い大学」
法学・経済学・経営学・商学の3学部4学科を展開する岡山商科大学。社会科学系大学として、一般・専門知識の習得による理論力の強化、アクティブラーニングによる問題解決力を育成、フィールドスタディやインターンシップを通じた実践力の養成という独自の3段階教育システムを採用し、自ら将来を切り開く力を培う。目的や興味に応じて学部学科を越えて学ぶプログラムも展開しており、「就職・大学院進学に強い大学」としての評価も高い。
「法学部法学科」「経済学部経済学科」「経営学部経営学科」「経営学部商学科」の社会科学系3学部4学科が揃う。それぞれの特徴を活かした教育プログラムを用意し、学部学科を越えた学びも可能。例えば経営学科の起業を目指す学生が、法学科で必要な法律の授業を受講することもできる。学生個人の目的に応じて、横断的に学び、将来の基礎を育むカリキュラムが展開されている。
教室で学んだことを地域に出て実践するフィールドスタディに力を入れている。ゲストハウスの支援や観光コースの提案、地域特産品の掘り起こしと販売など、先生と学生が、地域の人と寄り添いながら、課題解決に取り組む。このほかにも経済団体のトップや企業経営者による「岡山経営者論」を開講。企業の現状や業界展望をトップから直接聞くことで、将来の進路を定めることにも役立つ。また、法学部法学科には公務員を目指す学生を支援する「公務員コース」を設置。公務員試験合格はもちろん、公務員となってからも役立つ知識を身に付ける。
全学部共通の「データサイエンス・リテラシー教育プログラム」と「金融総合教育プログラム」を設置。「データサイエンス・リテラシー教育プログラム」は、「数理・データサイエンス・AI」に対する関心・理解を高めた上で、適切に活用できる基礎的な能力(リテラシー)の養成を目指す。専門性や社会対応力の養成を目的とした文部科学省推奨の特別プログラムであり、データやAIなどについて学ぶだけでなく、活用に際した法律や倫理など留意事項を踏まえて活用できる人材を育む。「金融総合教育プログラム」は、金融の基礎から実践的な学びまで金融に特化したプログラム。各学部の専門知識に加えて、金融に関する知識と判断力の養成を目的とし、金融機関はもちろん、さまざまなステージで活躍できる人材の育成を目指す。履修カリキュラムは、共通必修科目と選択科目及び必修の一般教育科目である「金融リテラシー講座(基礎編)」から成る。
出身地別に見ると県内からの入学者が半数を占めているが、県外からの入学者も多い。学生寮が併設され、安心して大学生活を送る環境が整っている。文武両道をモットーに、学部の授業はもちろん、資格取得や部活動、語学研修など多様な分野に挑戦する学生が多い。「やりたいことを見つける幸せ。」を掲げ、多くの引き出しを準備することで、チャレンジしたい学生を支援している。
毎年10月、土・日曜の2日間で開催される大学祭。プロコンサートだけでなく、趣向を凝らしたコーナーのアイデアを出すのは、学生たちによる「大学祭実行本部」。生徒会のような自治組織で、大学祭の企画立案から広報、警備、会計まですべてを行なっている。実行本部企画のコーナー以外にも、部活動やゼミ単位で出店するテントが立ち並び、活気があふれている。
岡山県を中心に、中・四国地方の企業へ就職を希望する傾向があり、本学では「地元就職」がかなえられるように力を入れている。キャリアセンターではそれぞれの学生に合わせた丁寧な指導を行い、きめ細やかな支援体制が充実。また、大学院進学にも強く、経済・経営・商学分野での大学院進学率が10年連続全国1位(出典:朝日新聞出版「大学ランキング2015~2024」)
就職率も98.3%と中四国エリアでトップクラスを誇る。
2023年3月卒業生 就職実績(2023年5月1日現在)
自ら考え、適切に行動する能力を養成することを目的に、課題解決型学習(Project-Based Learning)を実施している。学生が自ら課題を設定し、教室外でのフィールドワークを通じた資料の収集と、調査対象への提言を目指す。2021年度は「生涯現役の促進」をテーマに、岡山市が主催する【学生イノベーションチャレンジ推進プロジェクト】に参加。若者ならではの柔軟なアイデアの提案・実践によって、地域課題の解決や地域活性化を図る事業で、学生が作成した啓発動画を岡山駅南地下道の大型ビジョンで放映するなど精力的な活動を行っている。
観光地が形成、あるいは変容する要因について、歴史や自然環境、文化、交通などさまざまな視点から地域の特色を分析する観光地理学について学んでいる。教室での学びをもとに、実際の観光産業や観光地での実践的な学びを通して、獲得した知識の定着を図るだけでなく、理論と現実の差異について考察することを目指す。特に、岡山県内の観光地における調査・実践活動に取り組み、観光産業に従事する人々への聞き取り調査や、地域でのイベント補助活動を行っている。写真は2021年度に岡山県矢掛町にて2年次のゼミで実施した調査活動の様子。